2018年5月17日木曜日

梅雨時の二人展

久しぶりにつくばの千年一日珈琲焙煎所にて展示をさせてもらいます。兼子美由紀さんと云う陶芸家の方との二人展になります。僕はそれほど多くはないけれど時々二人展をさせてもらう機会があります。前回は2009年9月に福岡のギャラリーで喜多村朋太さんと云うやはり陶芸家の方との二人展でした。

個展でも二人展でもやる事も出来る事も変わりません。多分お互いそうだと思います。大抵の場合こう云うのは誰かが考えて企画してくれて実現するので、作品を用意する当人同士は全く知らない間柄だけど、企画してくれた人が何かしら思うところあって誘ってくれたのだから、特に「何か」を意識する必要はないのだと思います。

しかし今回は企画した方からの依頼で、兼子さんの作品を描く事になりました。僕にとって静物画は対象に思い入れを持たない事で成り立つものなので(つまりいつもはごくありふれた身の回りに在ったものを描いているので)、なんだか申し訳ない気もしたけれど、いつものように形と並びだけを考慮して描きました。

今回も僕の作品は人物画がメインになります。いつもより少し小さめの作品が多くなる予定です。是非いらしてくださいね。

兼子美由起 × 西脇一弘 二人展 
会期 2018年6月14日〜7月2日(火・水 定休日)
会場 千年一日珈琲焙煎所(つくば市天久保3-21-3 星谷ビル 1F/G)
http://1001coffee.jugem.jp


2018年5月1日火曜日

連休

ゴールデンウィークがやってきて、近所を散歩するだけでもなんとなく浮かれた風情の若者にすれ違う。自分の日常は変わりなくいつものように部屋に引き籠って絵を描いている。連休前に納める約束だった作品がようやく完成して今日発送した。現物を確認してもらったうえでOKかどうか決まるのでまだホッとするわけにはいかない。

とある音楽家のCDアルバムのジャケットに「月」をテーマにした風景画をとの指定で大きい絵を描いた。CDジャケットのサイズに対して1メートル超えの作品を描く事は自分にとってはとても珍しい。大抵はジャケットサイズより少し大きめと考えてA4サイズに納まるくらいのイラストを描くのだけど、今回の依頼は昨年末の個展で大きな作品を観て心に留めてくださった経緯なので、個展に展示していた感じの風景画を求められた次第。と云うわけで、年末に展示した灯台をモチーフにした作品の天地左右の比率と全体の構図を変更しつつ、空に大きな月を配置した絵を描いた。「月」がテーマだったけれど暗くならないようにとの指示だったので、夜空ではなく昼間の空に薄っすらとおぼろげに浮かぶ月をイメージした。人物はなく灯台や家屋にも人の気配はない。ひたすら静かな画面を求めて描いた。アルバムの繊細な美しい音楽の響きを邪魔しないように。